リモートデスクトップ接続する時のパスワードが保存できない場合の対処方法


Windowsからリモートデスクトップ接続する時に、「Windows 資格情報」を登録済みでもユーザー名とパスワードを毎回入力しなければいけなくなった場合、以下の手順で解決する可能性があります。

1.管理者権限のあるユーザー(特に複数ユーザーを登録していない限り、いつものユーザーでログインで良いと思われます)を分けている場合は、管理者権限のあるユーザーで、Windowsにログインしなおします。

2.[Windowsキー] + [R] を押して、ファイル名を指定して実行を開きます。

3.[ファイル名を指定して実行]画面に「gpedit.msc」と入力して[OK]ボタンをクリックすると、「ローカル グループ ポリシー エディター」の画面が開きます。

4.[ローカル グループ ポリシー エディター]画面の左側で[コンピューターの構成]→[管理用テンプレート]を選択します。

5.[システム]を選択します。

6.[システム]を選択した中の[資格情報の委任]を選択します。

7.[NTLMのみのサーバー認証で保存された資格情報の委任を許可する]をダブルクリックします。
※【注意】似た項目の[NTLMのみのサーバー認証で既定の資格情報の委任を許可する]を選択しないように注意します。
8.[NTLMのみのサーバー認証で保存された資格情報の委任を許可する]画面の[有効]を選択してから[表示]をクリックします。

9.[表示するコンテンツ]画面の[値]に、TERMSRV/* と入力して、[OK]をクリックします。
[TERMSRV/*]は、全てのリモートデスクトップ接続先でパスワード保存を許可する設定になります。
※接続先のIPアドレスを限定する場合は、IPアドレスまで指定します。 例)TERMSRV/192.168.1.1

10.上記9.で[OK]を押した後、以下の画面に戻ったら、[適用]をクリックしてから[OK]をクリックして設定を保存します。

11.上記手順10までの設定をPCに反映させるために、再起動します。

12.再起動後に、改めてリモートデスクトップ接続画面を表示します。
[資格情報を常に確認する]にチェックが入っている場合は、以下のようにチェックを外します。

以下の画面のように[資格情報を保存できるようにする]と表示されている場合は
チェックを入れておくことで、次回からパスワードの入力が不要になります。

以上