NASなどの共有フォルダに設定されたユーザー名、パスワードで事前にWindows認証を受けるには

NASや共有フォルダに設定されたパスワードで事前にWindows認証を受けて、毎回IDとパスワードの入力を不要にする方法をご案内します。
Windows 7、8、10のProであれば、一度Windows認証したIDとパスワードは保存可能ですが、Homeの場合、保存されません。

結論から言いますと、Windows起動時に1回だけ、以下のDOSコマンドを実行することで事前に認証が可能になります。

net use \\コンピュータ名\共有フォルダ名 パスワード /user:コンピュータ名\(管理者権限の)ユーザー名

例)
共有するデバイスのIPアドレスが「192.168.1.1」で、その中の「share」フォルダを開くための
ユーザー名が「user111」で、パスワードが「password111」の場合

▼以下の通りとなります。
net use \\192.168.1.1\share password111 /user:user111

メモ帳に上記のコマンドを書いてから、例えば「login.bat」の様に、ファイルの拡張子を「.bat」としてテキスト保存するとバッチファイルになりますので、このファイルをWindows起動時にダブルクリックすれば認証が完了します。

ただ、ダブルクリックするのが面倒な場合は、Windowsのスタートアップに上記のバッチファイルのショートカットを保存することで、Windows起動時に自動的に起動する様になります。

【関連ページ】 → Windows10起動時にアプリを自動起動する方法(スタートアップに登録するには)